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2014年12月27日 (土)

『6才のボクが、大人になるまで。』

『6才のボクが、大人になるまで。』を観る。

6才の少年の成長を、

母、父(すぐに別れる)、姉と

同じキャストで12年に渡って撮り続け、

完成させた変わった映画。

あの小さな男の子が

最後はこんな感じの大学生になるんだ

という感慨はあるが、

ストーリーはこれといってない。

12年の間、

母親が離婚、再婚を繰り返し、

その間、実父がちょいちょい子供に会いにくる。

そんな親でも子供は大きくグレる事なく、

立派な大学生になる。

そんな家族を通して、

この12年のアメリカ、

文明の変化がなんとなく見えてくる。

感動を期待して、

ポケットティッシュを大量に用意して、

鑑賞に臨んだが、

正直何の感動もなかった。

それは、

今現在、自分の息子の成長をみてるからだと思う。

所詮は異国の人の子の成長。

ただ、この映画のアイディアはとても面白いので、

日本は是枝監督、中国はチャン・イーモウとか、

各国でこの手が得意そうな監督が撮ったら、

その国がみえて、とても面白いんじゃないかと思う。

(って書きながら、今気が付いたが、

 日本には『北の国から』という大名作がすでにあるんだ。

 『男はつらいよ』の満男もそうだし)

しかし、

この映画、気になったのが、

終わりの30分ぐらいの間に、

「あ、ここで終わりかな」と思うシーンが何度もあった。

ここでエンドロールなのかなと思ったら、

次のシーンが始まる。

ひょっとしたら、この監督、

10年以上もかけて撮ってきたから、

どこで終わっていいかわかんなくなっちゃったんじゃないかな。

一応、ここでも終われるけど、もうちょっと撮ってみよう、

が何回かあったんじゃないかな。

別にあのまま終わらずに、

ボクが結婚して、

その子供が6才になるまで撮ってもいいわけだし。

『6才のボクが、大人になって、

 その子供が6才になるまで。』

それと、

この仕事をやってるからか、

気になるのは、

12年の間、

4人の俳優のギャラはどうしてたんだろう。

テレビ業界のように、

オンエアするまで支払われないとしたら、

俺たちはいつまでノーギャラでこの芝居をやってるんだろう?

毎年ちまちまと撮ってるけど、

この映画にゴールはあるんだろうか?

「ハイ、OK」の後、

監督に「じゃ、来年、また会いましょう」と言われたら、

かなりがっかりきたんじゃないのかな。

局だったらいいけど、小さな制作会社だったら、

俺だったら絶対逃げるもんな、こんな仕事。

そういう意味でも、

余程信頼されてるな、この監督。

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