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2014年11月

2014年11月30日 (日)

年輪

先日、高倉健さんが亡くなった。

おそらく最初に健さんの映画を見たのは、

中学の時にテレビの洋画劇場で見た

「八甲田山」だったと思うが、

その時すでに健さんは健さんだった。

他の俳優さんはどんどん年をとっていくが、

健さんと渥美清さんだけは

最初に見た時から、見た目がずっと同じという印象。

遺作となった「あなたへ」だけが、

急におじいさんっぽくなったなと思ったが、

そこまではずっと同じ印象だった。

が、調べてみたら

「八甲田山」は77年公開の作品。

健さんが生まれたのは31年。

単純に推測して44、45歳あたりか。

今の俺より年下じゃん。

知らぬ間に、

あの頃の健さんの年齢をこえていたのか。

まずいな。

滲み出るものが俺には何にもないな。

見事なまでに何もない。

2014年11月26日 (水)

展覧会

先日、作家仲間の町山ちゃんがやっている

ナンシー関さんの展覧会(「顔面遊園地」)を見に行った。
今さらながらだが、
消しゴム版画というのを初めて見た。
有名人の本質を射抜いた表情と言葉。
あんなに手の込んだものだったのか。
ナンシーさんが生きていた頃、
僕らテレビマンは
そのコラムをビクビクして読んでいた。
どんなヒット番組でも、
そこに驕りや翳りが見えると確実に指摘する。
何故、驕っているのかまで言い当てる。
あたかも面白そうに見せていても、
あるいは、
今勢いのある番組ですよ的に見せていても、
本質が面白くないものは絶対に見抜かれる。
今、テレビはやたらとパッケージを気にするが、
ナンシーさんはパッケージを剥がすのが上手かった。
ナンシーさんが亡くなって12年たつらしいが、
それを機にテレビは確実に変わった。
色んな事がゆるくなった。
とやかく言ってもしょうがないが、
ナンシーさんが生きていたらなあと今でも思う。
ナンシーさんに褒められたいが
一番のモチベーションだったのにな。

2014年11月25日 (火)

14

子供が14歳になった。

この1年で彼は

自作のパソコンを作り、

ネット証券を始め、

プログラミングのレッスンを受けるようになった。

(と書いていても、すでに俺には何の事やらだ)

ベランダの腐っていた床板を、

友達と綺麗に張り替え、

俺からバイト代を稼いだ。

あからさまに父親を遠ざけるようになり、

気がついたら、

TwitterFacebookもブロックされていた。

(その気持ちは俺でもわかる。

 親父に読まれるって、そりゃ嫌だろう)

小学校までは

日曜日は子供のために使うものと思っていたが、

2年前からその時間はそっくり俺に返還された。

唯一、俺がかりだされるのが、

千葉のサバゲーまでの送迎。

最初の頃は俺も戦闘に参加していたが、

友達と来ているのに、

隣りにエアガン片手に武装した親父がいたら

恥ずかしいだろうと

休憩所で待機するようにした。

スキーシーズンに入ると、

毎週末、

家内と子供はスキー場に遠征するようになるが、

別に滑れる訳でもない俺は

昨シーズンから戦力外通告となり、

東京に残って犬のお世話を。

相当な負担が家内にかかってるため、

この時期のお役に立てないぶりはかなり気まずい。

もうじきクリスマスだが、

去年は“サンタさんはいる”という立場を主張し、

自らツリーを飾り付け、

プレゼントをもらう権利を取得。

が、欲しいものがなかったらしく、

その年の行使は保留。

まるでサンタをめぐる辣腕代理人のようだった。

14歳。

もう子供じゃないか。息子だな。

来年のこの日には何が加わっているんだろう。

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