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2014年5月 4日 (日)

『ヒット番組に必要なことはすべて映画に学んだ』(著・吉川圭三)

以前から、このブログで、

日本テレビの吉川さんについて書いておきたい

と思っていたのだが、

なかなかきっかけがないと

唐突に書くのは照れ臭いのでと控えていたのだが、

いい機会がやってきた。

どうやら本を出すらしい(6月1日発売)

確か5、6年程前、

作家仲間で飲んでいた時に、

今の日テレのベースになっているのは吉川さんだよな

という話をした事がある。

日テレだけじゃないかもしれない。

吉川さんがこれまでに作った番組。

『笑ってコラえて』の“ダーツの旅”のシステム。

海外フッテージ番組の走り『世界まるみえ』

今やそれがスタンダードとなっている

『さんま御殿』のひな壇トーク。

科学情報をエンターテイメントとしてみせた

『特命リサーチ』。

更には、あまり知られていないが

100万ドルの選択!THE BET』は、

初期の『DASH』の原型だし、

これって『世界超偉人伝説』だよなと思う番組は

今でもちょいちょい見かける。

作家の大岩さんというパートナーを得た事も大きいと思う。

ただ吉川さん自身は

あんまり前に出ていくタイプの人ではないので、

残念ながらその本当の功績を知らない人も多い。

で、

吉川さんが当時なんで色んな番組スタイルを

次々と確立できたかと言うと、

この人はテレビを見て、

テレビを作る人ではなかったからだと思う。

今はテレビを見てテレビを作る事が

あたかも常識ですよって事になっているのだが、

吉川さんの時代、

(テリー)伊藤さんや土屋さんなどもそうだが、

発想の出所が人の番組ってのが恥ずかしい事だ

と思われていた。

吉川さんの場合、

それがこの著書にあるように映画や本だったと思う。

『ヒット番組に必要なことはすべて映画に学んだ』。

読むとわかるがとんでもない引き出しの多さだ。

テレビを作るために、映画をとことん勉強する。

一見遠回りのようだが、

見る人を楽しませるという根っこは実は同じ、

ど真ん中をいく近道の手引書だと思う。

今、放送業界に興味を持っている人の為に、

吉川さん、これを教科書に

どこかの大学で一年間講義をやったらいいんじゃないかな。

そのぐらいのボリュームだけど。

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