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2013年2月

2013年2月28日 (木)

業界の新ルール

この日の『アメトーーク』は

「芸人の新ルールを考えよう3」

タイトルを“業界の新ルール”に変えてほしい位、

毎回、テレビ業界の人にみてほしい内容。

作家にとっても、

かなりの“あるある”がつまっている。

今回、議題にあがっていたタレントさんの呼び名は、

作家にとっても台本を書く時に必ず悩むところ。

この人がこの人の名前を呼ぶ時に、

上の名前の呼び捨てなのか、

上の名前のさん付けなのか、

下の上の名前の呼び捨てなのか、

下の名前のさん付けなのか、

それとも哲ちゃん的な愛称なのか、

そんなどうでもいいところで、まあ悩む。

アホみたいに悩む。

それによって、演者さんから

「この人、俺たちの事、わかってないな」

と思われたらどうしようと。

また、

議題にあがっていたwikiについても、

前々から色んな会議で言いたかった事。

会議におけるタレント情報が、

明らかにwikiがベースになってる時に、

「でも、wikiは間違いも多いよ」と言いたいのだが、

水を差すようでなかなか言えない。

ネット情報を否定すると古い人間だと思われそうだし。

だから、ああやって、

テレビで芸人さんたちが言ってくれると、ホント助かる。

言って言って、もっと言ってと思う。

“天然とバカの違い”も、まさに言ってほしかった事。

会議の共通言語とされている“天然”は、

実際は“天然”じゃない事が多い。

でも、それを会議で言うと、

タレントさんにケチをつける事になってしまうので、

なかなか言えない。

ああやって、芸人さん達が笑いにかえて言及してくれるのが、

一番角が立たなくていいんだよな。

2013年2月27日 (水)

『ライフ・オブ・パイ』

先に観た子供に、初めて薦められた映画

『ライフ・オブ・パイ』を観る。

(それ以前にも薦められた映画はあるにはあったが、

 『ドラえもん』だった)

へえ〜、あいつが俺に

いっちょまえに映画を薦めるようになったか、

そういう意味で楽しみだった。

映画は序盤、神の話ばかりしていて、

ちょっと退屈だった。

映画が俄然、面白くなったのは、

船が沈没し、

ライフボートで虎と漂流生活をしなきゃいけなくなったところから。

油断すれば、虎に食われてしまう。

ただならぬ緊張感の中で

主人公の少年は簡易イカダからこそこそとボートに戻り、

緊急用の食料や水を確保する。

まるで、家内のいないすきを狙って

こっそり家に戻る俺のようだ。

虎=家内。ボート=家。パイ少年=俺。

の図式だ。

227日間のサバイバル生活の末、

ようやく少年は無事、生還する。

虎との別れ。

めでたしめでたし。

ここで終わりだと思った。

ここで終わりでも充分面白い映画だ。

でも、映画は終わらなかった。

少年の口からもうひとつの話が語られる。

ここから映画はとんでもない傑作になった。

映画は神のお話だった。

しかし、息子もえらいもの薦めてくれたな。

2013年2月 4日 (月)

『かぞくのくに』

昨年のキネ旬ベストテン第1位の映画

『かぞくのくに』をレイトショーで観る。

キネ旬で知るまでは、お恥ずかしながら、

そんな映画があった事すら知らなかった。

1997年。

17歳の時に北に渡った兄が病気治療のために

25年ぶりに東京に住む家族の元に一時帰国するお話。

兄と父は多くを語らない。家族はどこかぎこちない。

多くを語らない、いや語れないからこそ、

どのセリフも印象的だ。

重く心に突き刺さる。

確かに去年観た映画の中では間違いなくベストワンだな。

そんなこの映画にお母さん役で宮崎美子さんが出ていた。

宮崎さんは僕がやっている『ミラクル9』にも出ていて、

今やバラエティではクイズの女王的な存在。

よく番組にドラマの番宣で女優さん達がゲスト出演し、

その人たちが持ち上げられてると、

「私だって、女優なんだから」と卑下してみせる。

サービストークとわかっていても、

その度に僕は心苦しくなる。

宮崎さんの方がはるかにいい映画に出てるのに。

黒澤作品(『乱』)にも出ている数少ない女優さんなのに。

僕は黒澤の遺稿を助監督だった人が撮った

『雨あがる』が好きだった。

勿論、クイズの実力も凄いんだけど、

宮崎さんをクイズタレントのように言われると、

なんか悔しいんだよな。

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