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2012年12月

2012年12月29日 (土)

松井

松井が引退した。

僕にとって、野茂、イチロー、松井は、

そこから人生哲学を学べる特別な選手

(今は、そこにダルビッシュも加わる)

特に松井は同じ石川県人。

顔も石川県顔だし、

あの滑舌の悪いこもった声も石川県特有(だと思う)

そして何より“控えめで頑固”なところが、

まさに石川の人間だなと思っていた。

日本球界復帰のオファーもあったようだが、

今年のあの状態を見てたら、

きっとそれはないだろうなと思っていた。

野茂の最後もそうだったと思うが、

もうないだろうなと思いながら、

米球界のオファーを待ってるのって、

どういう気持ちなんだろう。

会見はしたものの、

「引退という言葉を使いたくない」

というあたりも野茂と同じ。

“引き際の美学”とか“男の花道”とか、

昔の野球選手のようなそういう感じではない。

もっとボロボロ、未練たらたら、

普通にオファーが来なかった

という事なんだろうと思う。

そこがかっこいいと思う。

2012年12月19日 (水)

『たくらむ技術』

テレ朝の加地君が本『たくらむ技術』を出したようだ

(こっそり買ったけど)
それは2つの意味で嬉しい。
まず
局員はビジネスマンか、
クリエイターかという大命題がある。
ビジネスマンなら、
流行を追ったり、
どこかでヒット商品があれば、
似たような商品を作り、数字を稼ぐのは正しい
(自分が局員だったら、そうなっていたかもしれない。
 家族を食わせなきゃいけないから)
でも、
クリエイターなら似たような商品を作るのは恥ずかしい。
加地君はとてもピュアなクリエイターだ。
僕はテレビマンはそうであってほしいと思う。
もうひとつは、
今のテレ朝は優秀だ。
加地君は客観的にみても、3つぐらいレベルが高い。
そのまわりのスタッフもレベルが高い。
班は違うが、
藤井さんもかなりレベルが高い。
でも、それらは今に始まった事ではない。
自分が知る限り、
テレ朝は10年以上も前から質の高い会議をやっていた。
今、視聴率がいいから、
作家がそんな事を書くと、
ヨイショしてるみたいに思われるのが嫌なのだが、
誰かが代弁する事もなく、
それが垣間見えるのが嬉しい。
※それにしても、何でこの文章だけ
 太文字になってるんだろう。
 声を大にして言いたいわけでもないのに。
 恥ずかしい。
 いまだにココログの操作に慣れていない。

2012年12月18日 (火)

会議ジンクス

作家仲間の中野に、

「この曜日のこの時間に入れた会議の番組は

 必ず終わるっていうジンクスありません?」

と聞かれる。

俺もある。

どことは書けないが、

ある曜日のある時間帯に定例会議をやっていた番組は

何故か終わってしまう。

その前も。確かその前も。

ずっと前からそれは気になっていた。

でも、だからといって、

その時間帯が空いているのに、

ここは縁起が悪いから他の時間にしましょうよ

とも言えない。

何とか、この番組をきっかけに

流れを変えればいいと思うのだが、

結局いつも…。

これって多分、“作家あるある”だと思う。

おかげでその時間帯、

今も空いたままになっている。

あと、俺の場合、必ずあるのが、

数字のよくない番組の会議に向かっている時に限って、

おまわりさんに止められる。

何だろう。

神様が落ち着けと言っているのか?

それとも俺の足を止めなきゃいけない何かがあるのか。

2012年12月17日 (月)

キッズケータイ

子供の携帯が

1年生の時から使っていたキッズケータイから

一気に念願のiPhone5に。

今までのキッズケータイはすでにボロボロで調子が悪く、

しかも見るからにお子様っぽくて、

まあ恥ずかしくなる年頃だよなと思っていたのだが、

親からすればちょっと寂しい。

というのは、

今までのケータイは

朝に3回、午後に2、3回、決まった時間に、

子供が今いる場所を知らせるメールが

俺と家内の携帯に届くようになっていて、

それを見て、

朝、学校に着いた事、

午後、習い事や家に向かっている事を確認できたのだ。

うちはバス&電車通学なので、

低学年の頃なんかはそれのおかげで安心できたし、

今はまだ学校なのかとか、

帰り道ここで道草を食ってるなと想像をめぐらせたりもした。

現在地が届くという繋がり。

それがもうぱったりと届かなくなった。

まるで『トイストーリー』のウッディのように

役目を終えたキッズケータイが

家の充電器にセットされたままになっている。

子供は確実に成長している。

2012年12月15日 (土)

最後の音楽の会

午前中、

子供の小学生最後となる音楽の会に行く。

年に2回。12回目の音楽の会。

子供のクラスは合奏だったので、

泣くという事はなかったが、

他の学年の合唱や演奏を見てる時に、

3年生の頃はこんな事があったな、

4年生の頃はこんな事があった、

2年生の頃って、まだこんな小さかったんだ

と思い出してるうちに泣けてきた。

その際、記憶の糸口となるのが、

年に一度の家族旅行だ。

インドに行ったのが3年の時、

アンコールワットに行ったのが4年の時と、

国と学年で記憶しているので、思い出しやすい。

そういう意味でも、やっぱり家族旅行って大事だな。

記憶の付箋となっている。

2012年12月13日 (木)

頭のよさ

『ミラクル9』が昨夜の年内最後の放送で、

好視聴率を獲得。

かなり嬉しい。

前々から、もっと数字がよくなったら

書こうと思っていたのだが、

この番組のスタッフはとても優秀だ。

穴があるとしたら、作家の俺ぐらい。

この番組は現在抱えている番組の中で

唯一毎回収録に立ち会っている

(正確に言えば、毎回でもない。

 途中でテレ朝の別の番組の会議に行ったりもする)

何故、現場に行くかと言えば、

それぞれのクイズがはまっているかどうかは

ライブじゃないとわからないので。

上田さんの司会はキレッキレだ。

1回の収録につき、

何度か「すっげえ」と声をあげてしまう。

有田さんのゲームメイク力、

プレイングマネージャーぶりも圧倒的だ。

この番組は2つの頭の良さが要求される。

ひとつはクイズができる頭の良さ。

もうひとつは

展開を読んで瞬時にシナリオを構築できる頭の良さ。

こうなれば面白いとわかっていても、

思い通りに正解出来なきゃそうはならない。

対戦チームの参謀となる有吉もそれを持ってるから、

的確にゲームメイクしてくれる。

サバンナ高橋もそれを持ってるから、

完璧なアシストをしてくれる。

そんな芸人さん達の隠れたファインプレーを見ているのが楽しい。

 

午後、

日テレで情報局の若い局員に呼び止められ、

『怒り新党』の『新三大○○』のスポーツものは

どうやって作ってるのかと尋ねられる。

局が違うのに素直に聞いてくるなんて感心だなと思い、

つい丁寧に教えてあげてしまった

(他局から引用しようとする人は多いけど、

 学ぼうとする人は少ないので)

どの3つのシーンを見せたら、

その人を表現した事になるのか。

それはどんなにリサーチをかけたところで

この3つとはどこにも出てないし、

むやみやたらに素材を見たところで何も見つからないよと。

2012年12月 6日 (木)

出川さん

先週今週とたまたま3つの番組の会議で、

出川さんの頼もしさについて語り合う時間があった。

今、出川さんはものすごいいい状態にあると思う。

何をやっても面白い状態。

何を話しても確実に何かを間違え、面白くなる状態。

みんながそれを待っている。

どんな顔ぶれの中においても、出川さんは出川さんだ。

何色にも染まらない。

まるでパンダのようだ。

ずっと見ていられる。

プロ野球のように、テレビにも査定が有るならば、

本当は特Aの人なんだけど、

それを教えてあげる必要もなければ、

そんな扱いをする必要もないところもまた素晴らしい。

すごい人だな。

へたな深夜番組よりも、

出川さんの寝顔を中継してるだけの方が面白そうだもんな。

2012年12月 3日 (月)

『ふがいない僕は空を見た』

正直あんまり期待していなかった。

時間が空いたから、

『007』でも、どちらでもよかったのだが、

田畑智子の絡みが観たいというふしだらな気持ちと

妙にいいタイトルだけでこちらを選んだ。

『ふがいない僕は空を見た』

はじまりは退屈だった。

眠くもなった。

時折、はさまれる空のカットだけがよかった。

そうだよなあ、人は辛い事があると、

つい空を見るよな。

そして、

あの日見た空と

体を通り抜けていくような風だけは

不思議と覚えてるもんだよなあ。

そんな事を考えながら、

ただぼーっと映画を見ていた。

映画が疾走し始めたのは、

団地に住む友達が出てきたあたりから。

この映画に出てくる登場人物は皆、心に傷を持っている。

救いのない境遇を抱えながらも、

それでも彼らはもがきながら生きている。

誰かが誰かの傷を舐め合いながら生きている。

過ちを犯した事のない人なんていない。

いつしか自分の人生と照らし合わせながら、

映画にのめり込んでいる事に気づく。

そして、あのラスト。

息子と初めて会ったあの瞬間を思い出し、

声をあげて泣いてしまった。

今年観た日本映画の中でひょっとして1番かも。

2012年12月 2日 (日)

『サザエさん』

家内が韓流活動

(誰かのコンサート。イ・スンギだっけ?ま、誰でもいいか)

で韓国に行ってるため、

日曜の夜を子供と家で過ごす。

子供は夕飯をさっさと済ませ、

『サザエさん』を見る。

「サザエさんって、面白いの?」と聞くと、

「面白い」と言う。

これはきっと

この日の『サザエさん』が面白いんじゃなくて、

日曜の夜に家で誰かと

『サザエさん』を見てる事が楽しいんだと思う。

おそらく『サザエさん』を録画して、

夜中に独りで見ていてもさほど面白くはないと思う。

磯野家に大事件が起こる訳でもないし。

それは『笑点』も『NHKのど自慢』も多分同じだろう。

子供はサザエさんと最後にジャンケンをしてから、

『ほこ×たて』

続いて『イッテQ』を見る。

日曜の夜を感じたいんだと思う。

「パパが子供の頃も、

 日曜の夜、テレビを見るのが楽しみだったなあ。

 その頃は7時半から『猿の軍団』

 8時から『日本沈没』をやってたよ」

「何それ、変な番組」

その頃も始まりは『サザエさん』からだった。

『サザエさん』は

これから始まる楽しいTVプログラムの

オープニングセレモニーなんだよな。

昔も今も、これからもずっと。

2012年12月 1日 (土)

『僕の妻と結婚してください』

作家仲間の樋口くんの著書

『ボクの妻と結婚してください』
余命6ヶ月を宣告された売れっ子放送作家のお話。
僕は落語の事をよく知らないけど、
このタッチって、
きっと落語なんだろうなと思って読んでいた。
決して重くなることなく、
最後の最後まで笑わせて、随所にホロリとさせられる。
樋口くんらしい。
しかも、この本、放送作家の入門書にもなっていて、
放送作家が何たるか知りたければ、これを読むといい。
これも真面目な樋口くんらしい。
うちも子供がひとり。
家内と結婚し、子供が生まれた時、
(もしも自分がこの先…)と全く同じ事を考えた。
それは今も同じ。
作家ってそういう職業だからな。
普段、口にすることのない奥さんへのラブレター、
子供へのメッセージを
小説という形でしっかりと残していて羨ましい。
自分と出会ってくれてありがとう。
生まれてきてくれてありがとう。
先日、
その出版パーティーに顔を出したのだが、
最後にサプライズで奥さんが登場。
元々、作家仲間の間で
樋口くんの奥さんは美人という事で有名だったのだが、
ホントに美人でびっくりした。
あれだったら、堂々と言えるなあ、
『僕の妻と結婚してください』って。

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