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2012年3月

2012年3月30日 (金)

豪邸でウンコがしたい

この4月からファミリー劇場で、

昔の『元気』と『電波』を放送するらしく、

その特別番組という事で、

この日、元スタッフの座談会的な収録があった。

狭い居酒屋の座敷を借りて。

前半は『元気』

出演者は土屋さんと高橋がなりさんと俺。

後半は『電波』

出演者は土屋さんと松村と

ディレクターの〆谷さん

作家の小山(薫堂)ちゃんと俺。

俺以外はそうそうたる顔ぶれ。

小山ちゃんなんて、

本国のアカデミー賞の中継で見て以来。

最初、言葉を交わすまでは、

忘れられていないかとドキドキしちゃった。

そんな顔ぶれなので、

喋りの優先順位的にも

前半の『元気』パートは、

土屋さんとがなりさんにたっぷりと喋ってもらい、

後半の『電波』パートも

謙虚さを忘れずにと収録に臨んだ。

異変があったのはそこから。

前半と後半の間にトイレに行ったはずなのに、

途中から

トイレに行きたくて行きたくてしょうがなくなり、

多分俺だけ顔が引きつってたと思う。

『豪邸でウンコがしたい』シリーズの話で盛り上がった頃には、

もうピーク。

そんな事より俺をトイレに行かせてくれと。

で、事もあろうか、

話の途中なのに、

すっと立ち上がり、トイレに行ってしまった。

大ならまだしも、小が我慢できないなんて、

まるで子供だ。

いや、それ以下だ。

座談会中、

ずっと考えていたのだが、

タレントさんって、あの長い収録で、

なんでみんなトイレを我慢できるんだろう。

ひな壇トークやクイズの途中で、

突然立ち上がってトイレに行く人なんていないもんな。

普段考えた事もなかったが、

収録において、

水の補給とトイレがいかに大事かが

思い知らされた1日だった。

2012年3月25日 (日)

『一瞬でいい(下)』

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年をとるという事は、

あの頃の親の年齢に追いつき、

追い越すということ。

今、家の書庫に

自分が小5の時に1年間だけつけていた日記がある。

この3月まではうちの子供も小5。

日記の自分と学年的に並んだことになる。

ほんの一瞬でもいいから、

あの頃の自分に会わせてみたいなと思う。

意外と気が合う気がする。

同じ目線で色んな事を話してみたいなと思う。

君んとこのお父さんはどうかとか。

『一瞬でいい』の下巻は、

そんな全く関係ない事を考えながら読んでいた。

2012年3月18日 (日)

『一瞬でいい(上)』

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週末に越後湯沢に行くので、

新幹線の中で簡単に読めそうな本をと思い、

選んだ『一瞬でいい』

唯川恵さんは同じ石川の出身なので、

一度読んでみたいとは思っていたのだが、

恋愛小説の名手らしき肩書きが

何かと躊躇させていた。

桐野夏生さんや桜庭一樹さんといった

ドロドロのものが好きだったので。

『一瞬でいい』

読み始めたら、案外簡単にはまってしまい、

この先、この3人は

どうなるんだろう、どうなるんだろう

と結構いいお客さんになっていた。

新聞小説だからか、

全てがダイジェストのようで、

さくさく読める。

この小説もそうだが、

物語の中でバブルの頃が出てくる話が好きだ。

ちょうどバブルの頃、

俺は作家になりたてで極貧だった。

世の中に疎かった事もあり、

バブルというものを全く知らないまま、

気がついた頃にははじけていた。

バブルの恩恵など1ミリも受けていない。

当時なんで上の人たちが

連日夜遊びをしていられたのか、

遊びを知らないやつは仕事もできない

と言い切れたのか、

数々の贅沢の疑問が全て納得がいく。

そういうことだったのか。

でも、俺は経験しなくてよかった、

とほっとできる小説だった。

2012年3月15日 (木)

善と悪の問題

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ようやく読み終える。

メモを取りながらなので、

文字数の割には時間がかかってしまった。

後半は難しかった。

どう頑張っても、

『悪人正機説』はわからなかった。

『善人なほもて往生をとぐ、いわんや悪人をや』

つまり、悪人こそ浄土に救われる、

むしろ悪人の方が浄土にいきやすい

と根本から覆している。

俺の頭じゃさっぱりわからない。

でも安心した。

弟子たちもこれには相当悩まされていたみたい。

「だったら悪い事やった方がいいんじゃないか」

というアホな弟子もいて、

親鸞に「そこまで言ってないよ」と戒められている。

結局、親鸞の教えが理解できたかと言うと、

2割ぐらいをなんとなく程度でしかないんだけど、

最後の方にでてきた善悪の問題が面白かった。

例えば、

アフリカで飢えてる人に毛布を寄付する事が善で、

無視することが悪ではないと。

自然に毛布を出したいと思ったら出せばいいし、

彼らに毛布あげてもなあと思うようだったら、

出さなくていい。

ただそれだけの事。

なのに、そこに

「おまえはどうして毛布をあげないんだ」

「けしからん」

という奴がいたとしたら、

そいつこそ、けしからん奴だと。

自分が考える善悪を人に押し付けてる。

人間の善悪ってそういう事じゃないんだよと。

このことは

最近のテレビをとりまく環境にもあてはまるんじゃないか。

「この番組はけしからん」

と感じるのは自由なんだけど、

だから悪だ、

だから文句言わなきゃというのは、

やっぱり違うんだよなと。

ホラ、

親鸞の教えが今のテレビにも繋がってるよ、

隆明さん、ありがとう

と喜んでたら、

この日の夜中(正確には翌日)、

お亡くなりになっていた。

ご冥福をお祈りします。

死の問題の答え、見つかったのかなあ。

2012年3月12日 (月)

『おとなのけんか』

『おとなのけんか』を観る。

子供同士のいざこざをめぐって、

それぞれの親が大人のケンカに発展するコメディ。

さすが、ポランスキー、

上手いなあ、洒落てるなあ

と言いたかったのだが、

正直途中から飽きた。

これって小学生の子供を持ってる親にとっては、

かなりのあるあるだ。

むしろあるある話にしては、映画の方が弱い。

それに、うちにはもっと破天荒な妻がいる。

家内の行動の方がもっと面白い。

俺は笑えないけど。

今、うちには、

1週間前に泥酔した家内が雨の中、

道でひろってきた2匹のでっかいガマガエルがいる。

1匹だと思って、

息子のお土産にとひろったガマガエル、

よくみるともう1匹重なっていた。

これから交尾するらしい。

1週間たっても、ずっと上に乗った状態。

なんで一家総出で、

ガマガエルの産卵を見守らなきゃいけないんだ。

今夜もカエルに何も進展がない事を確認し、

夜中の1時半,家に入ると、

ソファーで寝落ちしてたらしい家内に

『なんでこのタイミングで帰ってくるのよ』

と怒られた。

いったい何時に帰るのが正解なんだ、

訳がわからん。

2012年3月 5日 (月)

『ヒューゴの不思議な発明』

『ヒューゴの不思議な発明』を観る。

評判通りのいい映画だった。

上映時間の都合で3Dでは観られなかったが、

後で中野に聞いたら、

3Dはもっと面白いらしい。

そうだろうな。

映画のテーマからいっても、

3Dで観る事に意味のある映画だもんな。

映画創生期の頃のシーンを見ていて、

放送作家になりたての頃を思い出した。

最初についた『元気が出るテレビ』

テレビって、

こんなに少人数で作っていたのかと驚いた。

しかも、かなりの手作りだった。

そのネタが本当に面白いか、

狭い会議室でみんなでやってみたりした。

(テリー)伊藤さんが、

高田純次さんを演じていた。

あの頃の怪しいロケはスモークが必需品だった。

伊豆の山中に裸族がいるといって、

カメラの前にスモークをたいて

朝もやのジャングルっぽさを出した。

伊豆なのに。

怪しい洋館の阿片窟のような感じを出そうとして、

作家仲間の菅原君が上半身裸になり、

地べたの豚足を食う少年を演じさせられた。

手作り感満載だった。

あれから25年たった。

先日のある深夜特番の会議。

会議室がタレントさん用の控室になっていたので、

おかしいと思ったら、

俺を含め2人の作家とひとりのリサーチャーを除いては、

演出はひとりだった。

PもADもいなかった。

ブッキングから全部ひとりでやるつもりらしい。

素晴らしい。

手作り感満載。

テレ朝の藤城君。

そういえば、前の特番も

ハードな3本のサブ出しVTRをほぼひとりで撮っていた。

彼の上司にあたる加地くんも、

以前さんまさんの特番をほぼひとりで撮っていた。

少数精鋭をつきつめた形。

人を介していてはキャッチボールは出来ない。

自分じゃなきゃ撮れないものを撮る。

大所帯の分業制もそれはそれで合理的だとは思うが、

ものづくりの面白さって

こういう事じゃなかったっけというのを、

『ヒューゴ』は静かに語っている。

 

2012年3月 3日 (土)

毎朝の楽しみ

自分の流行遅れ、

勉強不足ぶりをさらすようで恥ずかしいが、

『モテキ』を今になって見ている。

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毎朝1話づつのつもりが我慢できなくなり、

昨日その前と2話分づつ見てしまい、

今日はつい3話分見てしまったら、

それが最終回だった。

あと1枚DVDが残ってると思ったら、

それは特典映像だった。

何でこんなに面白いものを放送時に見ていなかったんだろう。

映画公開時に、

何人かまわりの若いスタッフが

『これ、観たいんですよね』と夢中になってたのに、

テレビドラマでしょと勝手に線を引いてしまっていた。

今更ながら、

大根監督って優秀だなあ。素晴らしいな。

以前、

作家の鮫ちゃん(鮫肌)、樋口君、山名君がやってるトークイベントで、

大根さんとはゲストとして

ご一緒させてもらった事があるのだが、

その時の大根さんの

『北の国から』を上映しながらの講義が面白すぎて、

僕はお客さんに背を向けて、

聞き入ってしまった記憶がある。

あん時、他の話ももっと聞いときゃよかった。

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