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2011年12月

2011年12月 7日 (水)

ドキドキとわくわく

あるお笑い番組の会議。

それぞれ作家が出したネタを読む。

ある若手作家が

ちょっと厳しいネタを出した時に、

ふと総合演出が

『あのさ、

 俺は現場でドキドキするか、

 ワクワクするかで決めてるんだよ』

と一言。

この場合のドキドキは不安。

ワクワクは期待。

現場でドキドキしなきゃいけないようなネタは選ばないってこと。

なんとわかりやすい。

思わず俺は

『今の名言だね。メモっていい』と唸ってしまい、

忘れないうちにと、

こうしてブログにも書いている。

優秀な演出家ほど

ネタ選びの基準がはっきりしている。

決してブレない。

だから、会議が楽。ネタも考えやすい。

(テリー)伊藤さんの演出家時代も、

『頭悪そうな企画がいいんだよ』

『こんなのやってても人に自慢できないだろ』

『いいよな。見た事ないよな』

『これで革命が起こせるか』

など口癖で何を求めているのかがわかったので、

考える方は楽だった。

向いてる方向がわかれば、

たとえ喫茶店で

2時間何もネタが浮かばなかったとしても、

一向に苦にならない。

おそらく今季のソフトバンクや中日も、

監督の方針や起用法がはっきりしているから、

選手は戦いやすかったんじゃないかと思う。

実際は知らないけど。

逆に一番考えづらいのは、

『数字の取れそうな事だったら何でもいいよ』だ。

これはプロ野球の監督が

試合前のミーティングで毎回真顔で

『なんでもいいから点取ろうよ』

と言っているようなもの。

不毛な禅問答の入り口がそこにある。

2011年12月 3日 (土)

『マネーボール』

夜。久々に映画を観る。

『マネーボール』

ずっと観たかった映画。

あの本を読んだのは、おそらく7年前。

ちょうどイチローの試合を

毎日チェックしていた頃だったので、

アスレチックスは何故、

お金をかけずに、スター選手を放出しながらも、

強くなっていったのかを、

数学的に説いたあの本

(『Moneyball

  The Art of Winning An Unfair Game)

は衝撃的に面白かった。

映画の方も勿論面白かったけど、

今の説明でここ伝わるのかなと思うシーンが

何箇所もあった。

いや、何箇所どころか、かなりあった。

ただ、

冒頭から随所に出てくる当時の映像、

ジーターやジオンビー、ジョニー・デイモン、

バーニー・ウィリアムスらに混じって、

イチローが出てきた時は、

『おおっ』と思わず声をあげてしまった。

あの年、

西地区の1位を走っていた

マリナーズの象徴がイチローだったんだよな。

うん、それだけで充分いい映画だ。

ブルーレイ版が出たら買わなきゃ。

イチローの資料として。

『エンディングノート』

ようやく『エンディングノート』を観る。

こんなに話題になっていたにもかかわらず、

見なきゃ見なきゃと思いながらも、

ついつい他の映画を優先させてしまっていた。

観たい映画って、

公開週を逃すと意外と観ないもんなんだよな。

映画の方は、

ハードルを上げすぎた事もあり、

失礼ながら寝不足だった事もありで、

想像以上ではなかった。

(『エンディングノート』って

 どこかで聞いた事あるなと思ったら、

 そうか、昔『エチカの鏡』でやった

 あの『エンディングノート』の事か)

そう思いながら観てた。

あそこまで冷静にカメラを回せるのは、

やはり女性なんだなと思った。

映画館ではほとんどの観客がすすり泣いていたが、

俺が泣けなかったのは、

あのお父さんの築き上げた家族が素晴らしすぎたから。

泣いている人はちゃんと親孝行できているのだろう。

今年、話題になった映画といえば、

これと『監督失格』。

どちらも実際の死を扱った映画だ。

そういう年だったのかなあ。

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