« スカパーに加入 | トップページ | 田中良平 »

2008年3月 2日 (日)

ちょっといいメモ

Dscf3183

あの世界の黒澤明監督の遺稿『海は見ていた』のシナリオ、絵コンテ、創作ノートを一冊にまとめた本がある。

興味深いのは創作ノート。

思いついたセリフ、シーン、演出メモ、撮り方、キャラクターの特徴、美術品などのメモが直筆でランダムに延々と書かれてある。

その中にあった一文。

「凄いものを書く事」

最初は「……書いてみよう」なのか「……書いてみたい」だったようだが、

あわてて消して、

(そうじゃないんだ、明、書きたいじゃなくて、書くんだよ)

と自分に気合いを入れなおしてるのがみてとれる。

しかも、ここだけ二重丸。

これを書いたら気分が乗ってきたのか、

続けさまに「天才は何時でも初心者だ」

このメモはしびれる。

すでに名声も代表作も余りあるほど手に入れているというのに、

83歳、死ぬ手前にして、

このエネルギッシュさ、アグレッシブさは何だ。

俺のような5流の鼻クソ作家をも触発してくれるこのメモ。

おかげでうちにはこの本が3冊ある。

読む用、鑑賞用、保存用だ。

持ち歩く用にもう一冊買ってもいいくらいだ。

« スカパーに加入 | トップページ | 田中良平 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/532245/10871555

この記事へのトラックバック一覧です: ちょっといいメモ:

« スカパーに加入 | トップページ | 田中良平 »